森の水たまり

朝の小暗い森の道に大きな水たまりの鏡
雪のように白いこぶしがひっそりと写している
苔生す木にオオバナエンレイ草の咲く森
森閑として鎮まり騒々しい人の入るを拒む
そして森が知っていたのは
その大きな水たまりに映っていた
雪のように白いコブシの花
深々とした森にその秘めやかな花の記録
神はぶ厚い本にその秘めた花を閉ざす
その本は秘密の本、隠された本
森の隠者の植物学者のその秘密を語らむ


森の胸に花が
 
荘厳な北の森の鏡の大きな水たまり
純白のコブシの花がそっと映っている
その森の胸にその純白の花
雪のように白く汚れを知らぬ
その荘厳な北の森に夕風そよぎ鎮まり
延齢草があまた咲き森は暮れぬ
北の森はその純白の花を胸に抱き
神の心のようにその花をそっと映している
神は深く息を吸いまた吐き出す
まことに自然は神の心の反映なりしを・・・・・
その花こそまことの神の宝なりしを・・・・・


 水たまりの鏡

北の深い森の中の水たまり
それは人知れぬ秘められた鏡
オオバナエンレイソウが咲きみち
倒れ樹がさえぎり夕日がさし
古りたる樹々の根の苔むし
ぽっかりと森の中の水たまり
それは神がそっと置いた鏡
雪のように純白な辛夷の花を
こうこつとして映していた
心洗われるようなその純白の花
その聖なる花をそっと秘めて抱くように
森の中の水たまりの鏡は映していた

たまりに映っていた白いコブシの花は神秘的だった、残念ながらその写真はなくした、絵は描けないので写真を合成した、この合成写真はコンビュタ−が生み出した技術で壁紙と同じ芸術を生みだした、とにかく支笏湖を一周したことは良かった、一番いい場所から見ることができたからだ。
次に恵庭市の方に向かったのだがずっと森だった。大きなアカゲラがいたので驚いた。やはり北海道は自然が回りに豊かなのだ。札幌ですらちょっと郊外に足を伸ばすと原野的風景がある。これが魅力なのだ。

恵庭市ではインタ−ネットレストランというのがありインタ−ネットで自分のホ−ムペ−ジに書きこみをした。ホ−ムペ−ジの不思議はアドレスを入れると一発で自分の画面がでてくることだ。これが世界中でそうだとなると驚くべきことである。世界中がそうしてつながれていることの驚きである。しかしインタ−ネットレストランというのはたまたまここだけにありあとはなかった。なかなかコンピュタ−を旅行中は使えない。ただ後進国でも観光地ではどこでもインタ−ネットが置いてあるのだ。ネパ−ルでもタイでもどこにでも置いてある。ただ日本語が使いにくくロ−マ字で連絡していた人がいた。

次は美瑛ですが「評論と鑑賞」の類似俳句にライダ−ハウスのことなど書きました。

評論と鑑賞

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