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8月5日 石垣市にて

今日は雨だった。一カ月で二回くらいしか降っていない、それもざーざー降る雨ではない。かたぶり(局所的な雨)とは違うが雨の量は少なくやんだ。台風の影響で雨になった。与那国への船は出るらしい。それにしても与那国に4日いるのは長いかもしれない。飛行機でも帰れるが高い、帰りも名古屋まで船の切符をとれたという人もいたから船で帰れれば安くなる。キャンプ道具などお土産と一緒にユウパックで送った。20キロまでで1700円くらいなのは安い。遠い所だからもっと高いと思った。やはり日本は便利だ。なんか石垣とか与那国となると外国が近くなり日本は遠いと感じたからだ。沖縄は中国や台湾の方が近いのだ。沖縄の不思議は日本が遠いことなのだ。北海道は日本から遠いという感覚はない。やはり陸続きなのだ。沖縄の射程距離は台湾であり中国なのだ。沖縄の悲劇はまさに地理的なものだった。地理が運命となるのが歴史なのだ。

今日は一日明日の準備をした。キャンプ道具は送ったので楽になった。オリタタミ自転車は沖縄では役にたつ、島に行っても必ずレンタルするのが自転車でありこれが結構かかる。その度にのると10日間だったら一万くらいかかっただろう。オリタタミ自転車は宿の中にもオリタタミ入れることができた。自転車が沖縄では盗まれるというのだ。それで部屋の中に入れたのだ。船で島に行くにしてもオリタタミ自転車は折り畳めば乗せられるのだ。沖縄ではバイクなどは不便である。フェリーでしか行けないからだ。それで帰りの船が満員で予約がとれず帰れなくなる。そのオリタタミ自転車も小さめのでないと持ち運びにくいからだめである。自分のはオリタタミ自転車でも古いの改良したものでちいさいがそれなりに乗りやすくなっている。ただ重い荷物を運ぶのには向いていなかった。いずれにしろ沖縄はあまり走る距離がないからバイクとか自転車でも滞在することが多くなる。自分も半分は滞在することになった。沖縄は滞在する旅になりやすい。移動する旅には向いていない。とにかく明日は与那国でまた通信はできない、ノートパソコンだけは送らずまだできるならホームページにアップする。

街角にオオゴチョウ散り石垣にまた入れ代わり旅人の来る

ここの宿は居心地がいい、というのは細かいというか日常生活するものがほとんど置いてあるのだ。荷物を送ろうとしたらガムテープもありハサミもある。台所の食卓にはテッシュペーパーが置いてある、もちろん醤油とかも置いてある。日常生活に困らないものがほとんど置いてあるから便利なのだ。普通のホテルにはそれがないのだ。だから長く生活するには便利にできている。内地でも北海道でもこういう宿はない。こういう宿が自分には合っていた。安くて余り干渉しないセルフサービスがいいのだ。二食付きの民宿タイプなどは好きでない、干渉されることが多い、ここでは他人にも余り干渉しないのだ。旅で宿は非常に大事である。宿が居心地悪いと旅の印象も悪くなる。ここの宿は今まで旅したなかで一番合っていた。

雨なので部屋で旅の回想をしていた。

夏の海グスクの跡に旅の人

暑き日やサトウキビの中に古道かな

涼しさや一カ月ぶりの雨ふりぬ

サトウキビ畑に働く人あり
珊瑚の石畳の道古りぬ
海望み中城守るは誰そ
その囲む城壁の主はだれそ
石の門にハイビスカスの真紅映え
遠来の客人をここに迎えぬ
東しな海に夕日は没り
ガジュマルの木の影の濃くして
一日また暑き日は暮れぬ
島の各地に点々と烽火台も古り
海のかなたを望みて今日も暮れぬ


また月曜日に船で与那国から帰るとすると5日間くらいは通信はできなくなる。5日間は長い感じがするが行ってみないとわからないのが旅である。